出会えた"ことば"に、秘められている"力"を知った。
柳作の原点ともいえる、生涯心の支えとなった "ことば" がある。
小学校2年時の教科書で習った「椎の木と樫の実」の話は、 小さな樫の実が大木の椎の木を見あげて 「今に見ていろ僕だって 見上げるほどの大木に なって見せずにおくものか」 と心に誓う。
その樫の実が自分と重なって、この言葉は生涯柳作を力づけ、 心の支えとなっていくのです。
記念館入り口はこの "柳作スピリット" からスタートしています。
常に "ことば" を記録する習慣。
どんな時でも 即、メモをとり、記録する というのが柳作の習慣でした。
記録した "ことば" は企業や社員教育、人生観など多岐にわたっており、必ず生きたものとして効力を発揮しました。
自分を反省し、律する言葉も数多く記録に残されていることでも、柳作の生きる姿勢がうかがわれます。
名言集の作成と広い配布を実施。
ことばの持つ力を知っていた柳作ゆえに、それを多くの方たちにも知ってほしいという想いから、1963年~古今東西の珠玉のことばを「名言集」の日めくりにしてお配りしています。
日々めくりながら豊かな心で人生を歩んでほしいという柳作の "願い" のひとつのかたちとして現在も継承されています。