商品管理センターを新設
東京店(浅草桂町)の用地を求めた1952年(昭和27年)11月と相前後して、大阪本社(大阪市中央区博労町:現大阪本店)の用地も不思議なご縁でお譲り頂きました。当時、ランドセルを大量に発注したものの、出来上がってくるとその置き場がなく困っていたのです。しかし年末までに引取って欲しいと協力工場から催促され、近辺に相応な倉庫はないかと探していたところ、難波神社の傍に空襲で焼け残った大きな土蔵が建つ空き地を見つけました。
早速この土地をお持ちの方にお願いし土蔵と共に土地を譲って頂き、お蔭様で年内にランドセルを引取ることが出来たのです。この幸運に恵まれたのは、ランドセルを沢山作ったからこそだと感謝しています。
そして海外視察から帰国した翌年の1959年(昭和34年)12月30日、近代的な「商品管理センター」(5階建)がこの地に完成しました。北久宝寺町での商品管理業務を当センターへ移管することで商品が整備管理され、今日のエース発展の基盤が整ったのです。