社内報を創刊
1964年(昭和39年)、業績は順調に伸び、資本金を1億円にまで増資することが出来ました。今日から見れば僅かな額ですが、私は当時朝礼で「今資本として手元にある1億円は、エースの未来の10億円、100億円にも匹敵する価値があります。また、そこに届く力がエースにあると見て喜んでいるのです。なぜならこのお金は、毎月いただく給与の中から少しずつ節約をして貯えた尊い汗の結晶です。みなさん本当によくご協力いただきました。お金はお足といって、持っていると使ってしまうものです。少しずつ貯えなければなりません。そのためには辛抱しかありません。努力が必要です。これを基に10億円、100億円にまで資本を貯えましょう」と、挨拶したのです。
また、この当時は日本各地に営業所が続いて開設されるなど、従業員は300名を超える大所帯となりました。社員全員が一同に集まることが難しくなってきたことから、社員間の連絡・親睦などを目的に、社内報「エース時報」(現エースニュース)を、1965年(昭和40年)3月3日付で創刊しました。