合弁企業となり、第2工場が稼働
工場を移転拡張したものの、毎日出来上がるバッグを置く場所が無いほど手狭となり、大規模な元メリヤス工場へ再び移転します。
この大きな工場への移転を機会に、1988年(昭和63年)11月、上海友誼箱包工場は上海愛思旅行用品有限公司となり、本格的な生産体制を有する施設として生まれ変わりました。上海でかばんを作り始めてから本当に無我夢中の9年間でした。
1992年(平成4年)3月には、当時中国ナンバーワンの生産能力を誇った、上海愛思旅行用品有限公司の第2工場が操業を開始しました。開所式にて私は、「現在に至るまでの上海愛思社員のご苦労を考えますと、私は胸の詰まる思いでございます。皆様のお陰で、上海愛思がこのように大きな発展を遂げました」とお礼を申し上げました。現地新聞の取材に、『中国では“食は広州にあり”と申しますが、“バッグは上海にあり”と付け加えたい』と、私は答えています。